自費治療の問診法、公開!

こんばんは、整骨院自費成功アカデミー主宰の松村です。

今回は、自費治療のためにアカデミーで開発した問診法をお伝えします。

この方法を実践すれば、8割以上の確率でリピート率も治療効果も上がることが実証されています。(詳しくはこちら→https://www.matsumuramasataka.com/archives/1796

手順はそれほど難しくありません。
ぜひ実践してみてくださいね。

 

それでは早速参ります!

 

INDEX

ステップ①患者さんにリラックスしていただく

・院の内外を綺麗にしましょう!

「おい、問診ちゃうやんけ!」

そういう声が聞こえてきそうです。
ちょっと待ってください。

院の外が異常に汚い、院内が汚い、整理整頓ができていない、こんな環境で患者さんは落ち着くでしょうか?

一杯500円のラーメン屋ならキタナシュランでもいいかもしれません。
(僕はそれでも床までヌルヌルしてるのはイヤですし、テーブルがヌルヌルしてたら二度目はありません)

チェーンの牛丼屋でさえ、そこそこ綺麗なお店ですよね。

過去、床ばっか磨いて、他の場所は綿埃まみれ、壊れた骨模型が患者さんから見えるところに雑然とおいてある、よかれと思って壁に飾り付けしているのが劣化して汚いって院に行ったことがありますが、もはや問診以前、治療以前の問題。

患者さんを迎え入れる気すらない院ではリラックスもできないです。

まずは綺麗に掃除と整理整頓をしてください。

 

・細かいところまですべて指示する!

テクニック的には「yes set」と言われるものになるのですが、そんな大げさなものでもありません。

またも飲食店に例えます。

初めてのお店に入ったとき、

「お好きな席どうぞ」

と言われるのと、

「こちらの席にどうぞ」

と案内されるのとどちらがいいでしょうか?

一般的には後者です。
初めて入るところは不安です。
どうしていいかわかりません。

初めてのお店なのに、常連かのようにズカズカ入っていって、席に座る・・・
僕にはできませんし、そういう人とは多分友達になれません。

初診の方が入って来られてからの流れは、

「こちらにおかけになって、この問診票のここからここまでをお書きください」
「はい、わかりました」

「書き終わりましたら、こちらまで問診票をお持ちください」
「はい」

問診票提出

「それではお呼びさせていただくまでこちらにおかけになってお待ちください」
「はい、わかりました」

「〇〇さん、どうぞこちらからお入りください」
「はい」

「こちらにどうぞ」
「はい」

「お荷物はこちらに入れてください」
「はい」

「このベッドにこちら向きにおかけください」
「はい」

「それでは先生が来ますので少々お待ちください」
「はい」

こんな感じです。

これでもまだ大雑把なほうですが、僕の院では受付スタッフに案内していただくためしっかりマニュアル化しております。

こうすることで、新患さんは迷いません。

これは再診の患者さんでも同様です。

まずはこうすることで、こちらのペースになりますし、患者さんは心理的にリラックスできるのです。

 

ステップ②聞く

ここからがいわゆる「問診」となります。

・質問は大から小へ

問診票の主訴に「腰痛」と書いてあるからと言って、

「今日は腰ですか?」
「今日は腰痛ですか?」

なんて質問からスタートしていませんか?

問診票に何を書いてあろうと、

 

最初の質問は「今日はどうされましたか?」です。

 

これは鉄則です。

テクニック的には「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」になるのですが、まあそんな名前はどうでもいいです。

大きなカテゴリーで、しかも患者さんが自由に回答できるような質問からしていきましょう。

そうすることで患者さんは自由に悩みを話していきます。

あとはそれを聞き、医学的に聞くべきポイントに絞って質問すればOKです。

ちなみに、よく喋って、しゃべりが止まらないおばちゃんを止める方法は、「はい」か「いいえ」という回答しかできない質問(クローズドクエスチョン)をして、「はい」か「いいえ」と回答されたら聞くことを辞めればOKです。

一番いいのは

「他に何かありませんか?」

です。
よく喋るおばちゃんんでも、本題、いわゆる来院した理由である悩みを全て言っていれば「はい」と言ってくださいますし、まだ他に悩みがある場合はしっかりお付き合いしていきましょう。

 

・「8:2」の法則

ステップ②で大事なのは、患者さんが喋る割合が8、先生が喋る割合が2くらいになっていることです。

的確に質問し、しっかり聞く、これが大事。

患者さんが間違ったことを言っているからと言って、患者さんの話を遮って「それは違いますよ!」なんて話の腰をぽっきり折るようなマネをするのはくれぐれも辞めましょう。

 

ステップ③説明する

ここでようやく先生の出番♪

かと言って、やたらと知識をひけらかすようなマネはやめてくださいね。

例えば難聴なら・・・

内耳には蝸牛管があります。
蝸牛管はリンパ液に満たされております。
音波は鼓膜を振動させ、鼓膜の振動をツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨を介して蝸牛管に伝わります。
ちなみにアブミ骨は脊椎動物が初めに持った耳小骨です。
リンパ液を振動させ、そこから基底膜、そしてコルチ器の有毛細胞が興奮し・・・

もうええでしょ。
聞こえにくいって症状なのに、御託をクドクド・・・
解剖の授業でもこのあたり苦手な先生多かったんじゃないですか?

例えば・・・

音って振動なんですよ。
で、音を感じるところが耳の中にあるんですけど、それってリンパ液っていう液体に満たされた管なんですよね。
その管に振動が伝わるんですけど、実はその管の中に産毛みたいなの生えてるんです。
液体が振動すると、その産毛もゆらゆら揺れるでしょ?
実はこのゆらゆら揺れるのを関知して電気信号に変えるんです。
それが音なんですね。

この管の中の液体も、常に古いものは捨てられ新しいものに変わるんですけど、何らかの理由でそれができなくなって古くなってくると、ややネバネバ感が出てきちゃうんです。
ネバネバすると、産毛がなかなかゆらゆらしないでしょ?
だから聞こえにくいんです。
だから、まずは全身の循環をよくして・・・

ってこんな感じでしょうか。
実際の絵を見せながら説明してもいいですね。

 

要するに、「この目的のためにこの治療をする」という説明を簡潔にすればOKです。

 

ステップ④同意を得る

これが案外できてない先生が多いです。
特に保険だけでやってきた先生は。

とっても簡単です。

説明が終わり、もう一度

「他に何かないですか?」

と聞きます。
なければ治療に入るわけですが、その際に

「では、今からやっていきますね」

的なことを言います。
ここまではOKです。

問題はこのあと。

 

ちゃんと、患者さんから「はい」という返事をいただいてください!

 

案外と、「ではやっていきますね、じゃベッドに寝てください」という感じで返事をしていただく間をあけないことが多いのです。

患者さんの潜在意識で治療を受けることに同意する返事となりますので、とても大切です。

 

ステップ⑤治療後の説明

治療が終われば説明です。

これはとっても簡単。
まず、どこが悪かったかと、どう改善したかを説明します。
先生自身の治療理論に基づき、次回いつ受診していただくかを提案します。
その際、その「いつ」というのがなぜかという根拠を的確に、かつ簡単に伝えてください。
それとともに、家や職場で気をつけるべきこともお伝えください。

それが済んだら、最後に

 

「では、〇日後にお待ちしています」

 

と言ってください。

そして受付スタッフがいる場合は、受付での会計後に、

 

「院長が次回〇日後と言っていましたが、ご予約どうされますか?」

 

と聞いてください。

ちゃんと先生の説明が伝わっていれば、80%以上の患者さんが次回の予約を入れて帰られます。

 

上手くいかない場合は、だいたい「聞く」ところで患者さんのことを聞ききれていないため、患者さんと先生との間で全てがズレてしまっているのです。

 

まとめ

リラックスしていただく

患者さんのお話をしっかり聞く

患者さんの悩み、不安に対してそれを解消するように説明をする

治療をすることに同意をいただく→次回いつ治療をしないといけないかお伝えする

この流れが自費の問診の基本になります。

 

問診講座でもこれをお伝えし、ワークによって先生オリジナルの問診台本を作り、その台本を元にして徹底的にロールプレイングで台本通りにできるように練習していただく時間をたっぷり取っています。

 

自分だけでは台本なんて作れない!
やってみたけど、なかなか上手くいかない!
自分の場合はこれに当てはめられるかどうかわからない!

そんな先生は、9月24日(月・祝)に東京は品川で問診講座を開催するのでぜひ受講してみてください。かなり濃厚な内容で8時間の講座があっという間に終わりますよ♪

 

【残り3席】
9月24日(月・祝)9時〜17時開催

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真・問診講座@東京

 

 

 

 

 

 

投稿者: 正隆松村

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