私が交通事故の扱いを積極的にしない理由④ 最終回


こんにちは、整骨院自費導入アカデミー主催の松村です。

まだお読みでない方は、まず

私が交通事故の扱いを積極的にしない理由①
私が交通事故の扱いを積極的にしない理由②
私が交通事故の扱いを積極的にしない理由③

を順番にお読みいただければと思います。

さて、もう何回も書いてあることなんですが、私は交通事故の治療を扱うこと自体を否定しているわけではありません。
事故にあって怪我をして本当に困ってる人は我々ができる範囲で救ってあげなきゃいけないと思います。
でも、現在の制度として、保険の範疇でできるのは「生きてりゃいい」レベルなんです。

ここ、しっかり理解しておかなきゃならないんです。
以前の記事にも書きましたが、「治るまで治療を受けることができる」というわけではないんですよ。

極論を言えば、保険で治療ができる範囲というのは・・・・・

痛かろうが、動かなかろうが、生活に支障をきたそうが、生きているならそれでOKということなんですよね。

それ以外は、自費になるんですよ。

それ以外を無料で提供するなら、それはボランティア。
日本はそういう制度になってんだから仕方ない。

だから・・・・

「整形外科は首ひっぱるだけ」

そりゃそうなんですよ。

だって

「生きてりゃいい」

レベルの治療なんですから。
そこで整形外科のやり方を批判することはできないんです。

我々の施術証明書の欄もそうですよね?

「初診料」「再診料」「固定」「初回整復処置」「罨法」「電療」「後療法」「包帯交換」などでしょ?

それしかしちゃダメっていうことなんですよ。

もちろん全身揉んだりなんかしちゃ・・・・・

ダメよ~、ダメダメ

ってことなんですよ。

「制度が悪い!!」

はい、悪いと思います。
それを変えたいなら、柔道整復師は辞めて、政治家になってください。
医者などは医者出身の議員がいるのに、柔道整復師の議員はいません。
日本で最初の柔道整復師の議員になってください。
そして国民のため、交通事故被害者のために制度を改革してくださいね。

あ、あと、よく柔道整復師の方に聞く台詞が

「うちはうちの特別の料金で交渉するねん。保険会社にごり押ししてでも認めさせてるで。1回◯◯円くらいや」

というやつです。

前の記事の私の事故の時に、保険会社の人身担当の方とえらい仲良くなってしまいまして、他の事故の相談とかも一時期受けておりました。
それ、裁判等になったときに非常に困るとか・・・・
意外かもしれませんが、不運が重なると、結局被害者さんが困るらしいので、あまり欲かいちゃダメですよね。

さて、原点に帰ってみましょう。
「交通事故専門」とか「ムチウチ専門」とか掲げて、たくさんの交通事故の怪我人を集めたらどうなるでしょうか?

前回までに書かせていただいたように本当に困っている人も来ます。
本気で治したい人たちですよね。
その方たちに「生きてりゃいい」レベルの治療をすることになります。
それ以上は、ボランティア、もしくは自費でやってくださいね。
ちなみに、部位を付け増したりはやめましょうね。日数の付け増しなんて論外ですよ。

で、いわゆる「悪質な被害者」もよく集まるようになるわけですよね?

現在、京都府では整形外科学会が「整骨院にかかっている人は診ない」「整骨院に通院後、最後だけ病院に受診して後遺障害の証明出してと言われても出さない」と通達しているそうです。

さて、交通事故でのけが人をアホほど集めることで、本当に困るには誰なんでしょうか????

柔道整復師と悪質な被害者のせいで、本当に困るのは本当に怪我をして困っている被害者さんなんです。
困っている人が困る・・・・・
いやいや、そんな状況に誰がした?ってことになります。

保険会社としても、柔道整復師にかかって欲しくないと考えてもおかしくはありません。
そんな中で、柔道整復の施術証明・明細書の中身もかなり精査されるようになっています。
後遺障害認定の際など、責任持てるのでしょうか?

あ、悪質な被害者の場合、どうやって書くのでしょうかね?

ずっと、「症状軽減するも、運動痛残存」とか書いちゃったりして、ひっぱれるだけひっぱり続けるんでしょうか?

看板にね、「腰痛専門」とか「肩こり専門」って書くのとはわけが違うと思うんですよね。
私はそれすらも書きたくないですけど。
マーケティング的には有りです。
それはわかってます。
でも、私はマーケターではなくて治療家ですからね。
腰痛も肩こりも診ますし、どれかひとつの専門でもないです。
もちろんムチウチも診ます。

でも、まあ「腰痛専門」とか「肩こり専門」ってのは理解はできます。
頑張ってるなと、そう思うだけです。

でも「交通事故専門」とかはやっぱ道徳的にどうかと思いますし、最近は整骨院向けのDMで、事故患者が1日◯◯人、交通事故だけで売上が月◯◯円というのってどうなの?と普通の感覚なら思うはずです。

私の仲の良い柔道整復師の先生はみなそう思っております。
まあ価値観の違いと言ってしまえばそれまでですが。

また、私と、そして私の交友関係の中でのお話になりますが、事故に遭われてどこか後遺障害を残すほどではない、捻挫等の怪我をされたような患者さんの場合、最初は「良い」患者さんです。

しかし、これが途中から変わってきます。
そう、事故の被害者になると、色々と知恵をつける人も出てきます。
治ってんちゃうの?という状態になった頃から、質が落ちます。
予約時間を守らなくなったり、そんなことはなくても目を合わさなくなったり・・・・

治療家として、そういう人を診るのはどうしても嫌です。
ストレスです。
時間の無駄です。

また、経営者としても、私は事故の保険も必ず診断書で書かれた部位しか請求しません。
患者さんが後で違うところを痛いと言った場合は、その都度病院で診察していただき、診断書を取ってきてもらうようにしております。
過去にバイクで信号待ちをしていてトラックに後ろから追突された方が4部位負傷がありましたが、まあほとんどが1部位か2部位です。

そうすると・・・・

総請求額を通院日数で割ると、私の普段の治療の方が料金が高いです。

まあもちろん、私の治療は「生きてりゃいい」レベルの治療ではないから当たり前なんですが。

柔道整復師は、いったい何を怖がってるのでしょうか?

なぜ、技術を提供した人から、直接その分の対価をいただくことを恐れるのでしょうか?

なぜ、すぐに行政等からお金をせしめようという発想になるのでしょうか?

もしかして・・・・・

柔道整復師の特権とか思ってないですよね????

思ってたら、今すぐ柔道整復師を辞めた方がいいです。

骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷で健康保険で「生きてりゃいい」治療を受けられる権利を、国民が持っているんです。

事故も同じです。
柔道整復師の権利ではなくて、国民の権利なんです。

だから、保険を扱うということは、そういう権利を持った国民を診る義務があるのが柔道整復師だということにもなりますね。

まあ私は義務を放棄しているので悪徳柔道整復師ということになりますが、そのおかげで患者さんを選ぶこともできるわけです。

事故に関しては消極的に扱っているので、本来は悪質な被害者も受け入れしないといけないのですが、なんせ悪徳柔道整復師ですので受けません。

技術や知識の勉強をしっかりして、経験もある先生なら、人間性がまともであればだれでも自費導入や移行はできます。

もう、制度に甘えるのやめましょってことですね。

最後に

今後も事故を積極的に扱われる先生におかれましては、本当に困っている被害者さんの救済に尽力してください。
そして、悪質な被害者には、どうぞ自制心を持って対応し、売上優先にならないよう、強い心を持ち続けてください。
そして、事故の売上の一部を、ぜひ事故被害者の方の何かに寄付をし続けてください。

それが本当に先生のミッションならこれくらいはできるはずです。


投稿者: 正隆松村

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