私が自費導入アカデミーを作った理由②

まずは 『私が自費導入アカデミーを作った理由①』 をお読みいただければと思います。

さて、前回で面接が終わり、翌日から働かせていただくことになりました。

面接をした院長は・・・・・ 当時、当たり前に近いことでしたが、もちろん現場にはおりません。
その院長の身内の方がトップで仕切っておられました。 臨床経験が数年あるとはいえ、新入りです。
最初は雑用ばかりしておりました。
まあこれは洗礼のようなものですので、私自身も別に不満を感じることもありませんでした。

当時から私は外傷を診たいと思っておりましたし、柔道をやっていたことと、前に修業していた院ではそこそこ捻挫や打撲、肉離れの患者さんが受診されていましたので、ある程度のことはできると自負しておりました。

新しい院で勤務して1週間ほど経ったある日、足関節捻挫の新患さんが受診されました。
責任者の方から 「松村、お前捻挫診れるか?」 と聞かれたので、 「はい!ある程度はできます。ぜひ診させてください」 と答えました。
すると 「お〜、良かったわ。今外傷診れる先生おらんねん。新患やしちょうどええわ。診たってくれ」 と言われ、喜びとともに気合いを入れて問診しました。

典型的な足関節捻挫。 アイシングと固定だと。 まあ、治療としてはその当時足根骨の整復をするのがマイブームになっておりましたので、立方骨の整復をしてからの固定ですが、今は治療法について語る場所ではないので割愛します。

患者さんにも説明が終わり、自分が提供できることはすべて終え、「さて固定!!」となった時・・・・・ その院には、厚紙副子やプライトンはおろか、巻軸包帯さえもないということが発覚しました。
責任者の方に尋ねても、「そんな使わへんもんは置いてない」という状態。
たまたま私が柔道の練習用バッグに新品の巻軸包帯があったのでそれを巻いてやりすごしましたが、びっくりでした。 包帯の置いてない整骨院なんて・・・・ まあ、やたらと長くマッサージするな〜とは思ってたけど・・・・ しかし、働いていくにつれて、どんどんこの院の本性が出てきたのです。

続きはまた。

投稿者: 正隆松村

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