コンディショニングの重要性

こんにちは、整骨院自費導入アカデミー主宰の松村です。

ゴールデンウィーク真っ最中、当院の患者さんは仕事人間が多いからか暦通りとか関係なく仕事という方がほとんどなのですが、中には10連休という方もいらっしゃいます。

まさか一般の方と同じように長期休暇取ってませんよね?

当院は祝日は午前中だけ受付しておりますが、新患の方は多いですし、他に受診できるところがないので保険云々の文句を言う人もほとんどいませんし、そこからしっかり診させていただくことで、他の整骨院で保険で通院してた人も当院に転院しちゃう人も多いので非常にありがたいです。

あと、私は医療人というのは、一般の人が仕事しない時間帯や日に仕事するものなんじゃないかとも思っているんです。

もし私がアカデミーをやっていなければ、絶対に日曜日開けてると思います。

また、当院の受付時間は11時〜21時。
結構長く働いてるでしょ?(笑)

これは単に「長く働いてたくさん稼ぐ」というしょーもない理由からこうしているわけではありません。

当院のターゲットとなる患者さんは、仕事を真面目に頑張っている人、仕事をしながらスポーツなどを結構ガチで頑張っている人になりますので、なるべくその方々が通いやすい時間帯であること、そして私の体調を維持することができる時間帯であること、両方を考えてこの時間帯になっているのです。

最近は休みを多く、時間も短く、という甘い囁きをするものも多いですが、医療の資格を所持していて、医療人の端くれである我々は、医療人の自覚をお持ちなのであれば安易に誘惑に駆られてはいけないと思います。

どうしても休みを増やして労働時間を短縮していきたいなら、逆に院は年中無休にする位にしてスタッフを雇用してシフト制にする方がいいんじゃないかと思います。

まあこれは私の個人的な考え方なので、別にしっかり休んでも地域の方々に必要とされているのであれば全く問題はありませんし、患者さんに迷惑をかけていなければOKだと思います。

 

 

さてさて本題に入ります。

以前にも書いたことがありますがコンディショニングは大事だよってことです。

患者さんにも言ってませんか?

予防するためにメンテナンスしましょう、とか。

我々も同じです。

 

私はこの仕事をスポーツに例えるのなら、治療は試合だと考えています。
「勝負」という表現が良いか悪いかは今は置いておいて・・・・

治療は真剣勝負です。
「生きるか死ぬか」までの覚悟は必要ないかもしれませんが、毎回「負ければ終わり」くらいのものを持って治療に臨んでおります。

ですので、現場に出ている我々治療家は、アスリートと同じ意識を持つ必要があると思っております。

ですので、なるべく万全の体調で試合に臨むようにしているアスリートと同じで、我々も常に万全の体調で患者さんの治療ができるようにしておく方がいいと思うのです。

よく昔の先生は

「朝まで飲んで酒の匂いさせながら治療しとったよ!」

というような武勇伝をお話しますし、私も修業時代はそんな感じでしたが、今は一切そういうことはやっておりません。

毎日、ベストに近い体調で治療ができるようにしています。

今回は私が普段どのようにコンディションを整えているかを書かせていただきたいと思います。

 

INDEX

・寝る

私は夜型人間でロングスリーパーです。
なので睡眠時間が足りないとすぐに体調を崩してしまいます。
ですので、睡眠時間を確保できるように受付時間を11時からにしており、なおかつ夜も2時までには必ず寝るようにして、睡眠時間を7時間以上は確保できるようにしております。
もちろん、スケジュール等によっては睡眠不足になることもありますが、絶対に睡眠不足な日が続かないように、続いたとしても2日以内にするようにしています。
私の本業は治療することですので、これは他に大事な用事が入っていたとしても、申し訳ないですが寝ることを優先させていただいております。

 

・酒を飲まない

これ、意外だと思います(笑)
私を知る多くの人が、私は酒をアホみたいにガブガブ飲みまくっていると思い込んでおられるんじゃないかと思います。

お酒は好きですので翌日休みの時はガブガブ飲みます(笑)
しかし、翌日仕事の場合で飲みにいかないといけない場合は量もペースも抑えます。
どうしてもそれができない場合があったとして、やや二日酔いという状況で治療しないといけない場合のみ、気合いで乗り切ります(笑)
しかし、しょっちゅうそんなことがないようにしていますので、二日酔いのコンディションで治療をすることは年に数日だと思います。
私の場合は過去に酒の飲み過ぎで内臓を壊して死にかけております。
それから酒の量は当時の三分の一くらいになってはいますが、全盛期は日本酒なら3、4升は飲んでいましたので、普通の人よりは多く飲んでも二日酔いにならないので、他の方からするとたくさん飲んでいるようでも、私の中ではしっかり見極めて飲んでいるということをご理解くださればと思います。

そして私は普段ほとんど晩酌をしません。
これもビックリされますが、本当です。
家で酒を飲むのは1ヶ月に1回あるかないか、です。
少量でも毎日飲むと、内臓疾患のリスクも高くなります。
私は少しでも長く現役でいたいのでそういうことはしないように心がけています。

 

・自分の身体を治療する

当院にはハイチャージという機械がありますので、明らかにコンディションが落ちてると感じている場合は治療をします。
自分の手が届くところは自分で鍼も打ちます。
また、温泉などにも行きます。
どこかが痛いとかそういう整形外科的なものなら痛いのを我慢するだけでいいので私の中での重要度は低いのですが、コンディションの低下、要するに「なんか知らんけどしんどいわ〜」というような状態の方が私は非常に嫌なので、それをリセットするように心がけています。

 

・プチ糖質制限

みんなで酒を飲む時や、外出した時にはしてませんが、普段の食事ではパンやパスタどころか白米もあまり食べません。
この前久々にラーメンを食べましたが、すぐに顔が浮腫んでくるのがわかりました。
江部先生の本で勉強しましたので、糖質制限の重要性はとてもよく理解していますが、やはり数日続けて糖質を取りまくるとコンディションが低下するのがわかります。
ストレスのない範囲で制限すると長く続けられます。

 

・笑う

治療家としてだけではなく、院の経営もありますからどうしてもストレスはあります。
しかし、ストレスの原因そのものを取り除くことはできないわけですから、ストレスをどこかで解消する必要があります。
感情を解放するとストレスは軽減されますが、まさかしょっちゅう泣いたり怒ったりできるわけでもないです。
なので、うちではお笑いのDVDを見たり、常に夫婦で何か面白いことはないかを考えて、爆笑してます(笑)

笑う門には福来たる、だと思っております(^-^)

 

 

まとめ

さてさて、いかがだったでしょうか?
自費治療の場合は保険治療よりも、先生のコンディションを整えていかないといけないと思います。
自費治療導入云々の前に、まずは自分自身の管理をできるようにしておきたいものです。

なお、これはあくまで私のコンディショニング法です。
ショートスリーパーの方は睡眠時間の確保もそんなに必要ないかもしれませんし、根っから天真爛漫な方は笑う必要もないかもしれません(笑)

要は自分の体質に応じた方法を探して実践しましょうねということになります。

また、こういうことをすることで、物事をする、要するにタスクに優先順位をつけることができるようになります。

私の場合、睡眠時間を確保することは相当優先順位が高いですが、自費に移行した当初は毎日どうしたら患者さんが来るかを考え勉強し実践する、ということで睡眠不足でした。
ただ、全然患者さんが来なかったので寝不足でもよかったですし、本当に売上がない状況で精神的にも追い込まれていたため、全然眠くもありませんでした。
しかし、やはり・・・というかそういう状況を抜け出した時に急に体調を崩しましたので、やはり無理は短期でやめておかないといけないと思います。

 

この業界も経営コンサルタントが入ってきてからというもの、

「経営者=現場に出ない」

が統一された経営者の価値観のようになってしまっていますが、現場に出ることは何も悪いことではありません。

人それぞれの向き不向きもあります。

どこにストレスを感じるか感じないかでも変わります。

私が好きだったラーメン屋は、昔夫婦でやっていた頃は超美味しかったですが、チェーン展開して味は落ちました。
これは必ず起こることです。
そこを妥協できない場合は分院展開にストレスを感じます。
逆にそう治療が好きでない場合は、治療好きな人を雇用して自分よりは治療レベルの高い人を集めれば自分だけでは治せなかったであろう患者さんを治せる院を作ることができるかもしれません。
であるならば積極的に雇用した方がいいでしょう。

しかし、我々の本分は経営者である以前に医療人です。

困っている人に手を差し伸べられる人でありたい、そう思います。

そしてそのためには、差し伸べた手が非力であったり、手が怪我をしていて握れない、では意味がないわけです。

一人院の先生だけでなく、スタッフを雇用していても自身が現場に出ておられる先生は、しっかりコンディショニングをしてみてはどうでしょうか?

その先に自費治療導入の成功もあるんじゃないかと思います。

投稿者: 正隆松村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です