こんばんは、整骨院自費導入アカデミー主宰の松村です。
さて、いきなり「???」なタイトルですね。
実は
「楽観主義でいこう!①」
「楽観主義でいこう!②」
「楽観主義でいこう!③」
の番外編です(笑)
心と脳の白熱教室の講義では、サイコパスについても語っていました。
皆様は「サイコパス」の定義ってご存知ですか?
なんとなくサイコパスってきくと、ちょっとキチ〇イ的なイメージを持つ方も多いんじゃないでしょうか?
「サイコパス」でググってみても、やれ良心を持っていないとか、シリアルキラーだとか、反社会的人格の持ち主だとか、まあ良いことはひとつも書いてありませんでした。
しかしこの講義で教授はそれらとは全く違う内容の話をされていました。
INDEX
私もあなたもサイコパス
犯罪者≠サイコパス
サイコパスと聞くとまずは異常犯罪者の事を思い浮かべるが、実はそれだけがサイコパスではないとのこと。 映画の中のように必ずしもサイコパスの人が異常で無慈悲な訳ではなく、実は超天才的な能力を発揮出来る可能性があるらしい。
実は脳的には、暴力とサイコパスは異なる神経上にあるので決してイコールではないらしい。
映画のキャラのサイコパス
教授いわく、あの有名なジェームス・ボンドは実は高い知性を持ったサイコパスだそう。
逆に非暴力だが、悪の道にいってしまったのが、「羊たちの沈黙」で有名なハンニバル・レクターであるとのこと。
実は現実社会にはサイコパスの人が沢山いて、多くの場合は刑務所に入ってはいない。
職業からみるサイコパス
ある職業で成功する為の定義はさほど難しくないと教授は言います。
それぞれの職業にあった心理的起爆剤があるのだ。サイコパスの特徴こそがそれぞれの職業においての成功の要因となる事があると教授は言います。
・職業的サイコパス度
イギリスの調査で、最もサイコパス度が高い職業の1位が企業の最高経営責任者で、2位は弁護士だったとのこと。その他上位には、警察官や外科医、聖職者も入っていた。
逆にサイコパス度が低い職業の1位は介護士である。2位は看護師。
他にはアーティストや内科医などが入っていたらしい。
著名人のサイコパス度
マーガレット・サッチャーはサイコパス的とよく言われているが、実はそこまでサイコパス度が高くないとのことで、世間的には冷淡なイメージがあるが、舞台裏では実は温かみがある人だったとの証言もある。
難しい場面では、その温かさを抑えて、様々な決断を実行していたのである。
逆にサイコパス度が最も高い人物とは、2位があの有名なアドルフ・ヒトラーで、1位はヘンリー8世である。
サイコパス度が高いと緊張も特にせず、無慈悲な行為を平気でしてしまうなどこの2人の人物には当てはまる内容である。
まとめ
私自身、サイコパスか否かという、いわば「白か黒か」的な定義しかないと思っていましたが、「サイコパス度」の高い低いの問題で、要するに多かれ少なかれ、みんなサイコパス的要素を持っているということになります。
サイコパス的特性
優れた経営者やカリスマを持った人たちのサイコパス度が高いというのは研究結果にも出ているとのこと。
教授いわく、悪いことのすべてをサイコパスな人に向けるのは間違っていて、サイコパスだけが犯罪者になる要素ではないとのこと。
遺伝的にサイコパス度が高い人は、幼少期の虐待や何かしらのトラウマが引き金となって、犯罪行為に走るリスクがあるだけで、家庭環境と教育の方向性でビジネス等で成功することもあるとのこと。
たしかに、世間一般でも最近ではネットの炎上騒ぎを見ていても、いわゆる普通の人たちの方がよほど残忍だと思うことがたくさんありますよね。
優れた観察力・洞察力
歴史に名を残す残忍な犯罪者の言動を分析すると、標的にしやすい人間は、歩き方を見ただけでわかると発言している。逆の見方をすれば、非常に観察力が高いという事を意味する。
実際に空港などの税関などの仕事の場合、サイコパス度が高い人の方がより多くの問題を発見出来るという研究結果もあり、一般的な人よりも実に多くの問題を発見出来るそうだ。
冷淡な共感、温情の共感
トロッコのジレンマという例で、サイコパスは個人的なジレンマという事を感じる事なく難しい判断を下す事が出来る。個人的なジレンマという場面で、サイコパス度の高い人は全く違う思考する事があるとのこと。
そのあたりを冷淡に判断できるところが、サイコパスのサイコパスたる所以なのかもしれませんね。
我々の中のサイコパス
サイコパスであるかどうかは先述したように、白か黒かの判断ではなく特定の状況で変化していくものであり、職業によってはサイコパス度が高い方が成功する可能性が高いと教授は言っています。
まとめ
私が考えるに、サイコパスというのは、心情的にはAという選択をしたいが、効率的には多少の犠牲があってでもBという選択をした方がいいというような場合に、心が乱れることなくBを選択できる人のことではないかと思います。
我々も、治療家として判断する際にも、経営者として判断する際にも、所謂「甘さ」を捨てて非情な選択を迫られるケースもあります。
その際は、サイコパス度を上げていかないといけないのかもしれません。
また、要は感情と行動の問題です。
何か行動を起こそうと思いながら、先延ばしになっているようなことってあると思います。
なぜ行動できないのかという原因のほとんどが、自分の感情だと思います。
例えば「めんどくさい」とか「しんどい」とか「やっても成功しなかったらどうしよう」という不安とか。
ある意味、サイコパス度を上げるということは、この感情と行動を切り離して考えることだと思うのです。
そうやって、サイコパス度を調整することによって、行動を促し、治療院経営という事業を成功させることができるかもしれません。