楽観主義でいこう!②

こんにちは、整骨院自費導入アカデミー主宰の松村です。

さて、「楽観主義でいこう!①」からの続きになります。
もしまだ①をお読みでない方は、先に①からお読みいただければとおもいます。

楽観主義でいこう!①」では、人は4つの認知バイアスによって、楽観的にも悲観的にもなるという話でした。
そして悲観的な人は問題に対して適切な対応を取りにくいということでしたね。

では、今回も「NHK 心と脳の白熱教室」で放送されたオックスフォード大学、エレーヌ・フォックス教授とケヴィン・ダットン博士の講義内容から色々考えていきたいと思います。

「恐怖」と「快楽」

講義では、人は脳内で生まれながらに、「恐怖」と「快楽」の2つの事に注意して生活していて、この脳の根本的な部分が楽観主義と悲観主義の根底にある問題であると言っております。
恐怖の脳と快楽の脳は必ず誰しも持っているが、それらが反応するスピードはそれぞれで違って、「恐怖」「快楽」の2つの脳のバランスが重要であると言っております。
恐怖を感じると「悲観脳」が、快楽を感じると「楽観脳」が活発になります。

・悲観脳の仕組み

危険を察知すると扁桃体が興奮し、全ての思考を停止して「命を守れ」という信号が脳のあらゆる部分に送られます。身体も手掌や足底や腋窩の発汗、心拍数増加等のいわゆる「闘争か逃走か」反応が出ます。

・楽観脳の仕組み

側坐核と呼ばれる部分が、前頭連合野という部分に快楽の信号を送ります。
歩く、ペットとふれあう、ハグをする、SEXをする、人に親切にする等で人は快楽を感じ、楽観脳が活発になります。

「恐怖からの回避」 vs「 快楽の追求」

人間も動物ですので、まずは恐怖から回避して生命を守る必要があるので、楽しい事よりも怖い事のほうが脳に送る信号もより強烈なものになります。
この悲観脳の方が、人の脳はとても強く出来ていると言われています。
別の言い方をすると、ネガティブの感情の方が強いとも言えます。

悲観脳の必要性

もし恐怖を感じることがなくなってしまった場合、高速で走っている車の前に平気で立つとか、高いところから飛び降りてしまうとか、本来恐怖を感じるであろう行為を平気でしてしまうようになります。
しっかりと危険を察知し、それを回避するということが、生命維持、種の存続のためには一番重要です。

悲観脳を鍛えるには

まあ、あまり鍛えたくはないですが、もし鍛えるとするのなら・・・・
講義では「とても簡単だ」と言ってます。
なぜなら、世の中にはネガティブなことが溢れているからだと・・・・
積極的にそのような情報に触れればそれだけで悲観脳は訓練できると言っております。

 

恐怖の利用

実は「恐怖」というものは時には様々な部分に利用されております。
政治や宗教もその1つです。恐怖の方が、人の脳は強めに反応するからです。
「人の不幸は蜜の味」ではないですが、人の不幸をニュースにする方が視聴率も上がるので、世の中には恐怖で溢れているのです。

そして、実はマーケティングにも利用されております。
神田昌典氏は、著書やセミナーの中で

「人が行動を起こすのは痛みからの回避か快楽の追求だ」

と言っております。
なので、広告等を見て、購買や予約、来店等の行動を起こさせるためには、そのどちらかを利用しなさいということを言ってます。
まあ、しっかりセミナー等を聞けば、ただ恐怖を煽るだけでないということは理解できるのですが、浅い理解の人が、恐怖を煽る広告を作ってしまうというわけですね。

 

悲観脳が必要な仕事

先述したように、悲観脳、楽観脳二つのバランスが重要だと書かせていただきました。
実は仕事でもどちらの方がより必要かというものがあります。
講義では、医療分野、パイロット、軍隊、警察等が楽観的に見ていたら職業として成り立たないと言っております。
まあ、確かにそうですよね。
楽観的すぎると「まあ大丈夫やろ」でなんでも済ましてしまい、重篤な疾患を見落としてしまうかもしれません。
パイロットが「まあ落ちないでしょ!」で済ませていたら、あちらこちらで飛行機がポコポコ落ちているかもしれません。
常にリスクを考え、危険を回避することを考えているという点で非常に納得できました。
世界から全ての悲観的な事が無くなったら、果たして全て上手くいくかというと一概にそうとは限らないといいうことですよね。人は思考1つで我々の体内では本当に病気になる可能性がありますし、その逆もまた真なりです。プラシーボ、ノーシーボが良い例です。
思い込みの強さで体調は変化するし、認知バイアスによって支配されているということです。

まとめ

さて今回は、かなり講義内容をそのまま紹介させていただくだけになりました。
タイトルに楽観主義とあるのにも関わらず、まだ楽観主義について全然書いていないのは、①と②の内容をふまえてのことになるからなんです。
楽観的、悲観的というのも、バランスの問題です。
このあたり、私は東洋医学の陰陽に似ているなと感じました。
また、脳には進化の仮定で「生存脳」「感情脳」「思考脳」の3つのカテゴリに分ける事が出来ると言われています。
恐怖からの回避や快楽の追求は「生存脳」です。
人間が他の動物と違うところは、「思考脳」が発達しているところなんです。
ということは、ストレスを感じてもそれが本当に悲観脳が活発化するようなことなのかどうかも思考できるということなのです。
行動が起こせないという場合、行動を起こしたことによるリスク(生存脳)、イヤだ、めんどくさい、しんどい等(感情脳)が優位になっていて、思考脳が働いていないことが多いです。
せっかく人間に生まれてきたので、積極的に思考脳を活用するべきなのかもしれませんね。

では次回に続きます。

 


投稿者: 正隆松村

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