こんばんは、整骨院自費導入アカデミー主宰の松村です。
つい先日、アカデミーを立ち上げて3年が経過しました。
あっと言う間の3年間でした。
3周年の記念に、今回は書きたいことを書きたいままに書いてみようと思います。
かなり長くなる可能性があります。
ちょっと気合い入れて書いたんで。
なので、あなたも気合い入れて最後までお付き合いいただければと思います。
私は、この業界を変えたくて整骨院自費導入アカデミーを始めました。
私はいわゆる「社団」に所属し、執行部で仕事もしていたこともあります。
まだ私が保険バリバリでやっていた頃から、社団内では
「保険は厳しなるから、今から考えなアカンで〜」
と言われていました。
そこで出てくるのは
「これからは介護や!」
「あはきは同意書あるからまだ強いで!」
「これからは交通事故やで!」
「なんとか地域包括ケア事業に柔整師を!」
というもの。
ものすごい違和感でした。
それと同時に、
「この人ら、本当にアホばっかりやな」
と思いました。
レストラン、バー、居酒屋、美容院、八百屋、エステ、マッサージ屋、整体院…
彼らはお客さんから1〜3割だけ負担してもらって、残りを国から支払われるようなことはありませんよね。
顧客から対価をいただく、これ商売の基本ですよね?
なぜ柔道整復師は、そんな「当たり前」の発想が出てこないのでしょうか?
自分だってどこかのお店で何かを購入する、サービスを受けるなどしたら10割負担してるのに。
鍼灸師やマッサージ師を雇ってそっちで請求?
すでに柔整と同じ道を歩んでますよね。
そもそも最近、あはきの不正も報道されてるけど、「鍼灸院」とか報道されてるけど「鍼灸整骨院」ってところも多いんですよね。結局バカな柔整師がよそで迷惑かけてることが多いんですよね。
今更介護?
機能訓練特化型デイなんて、どんどん厳しくなってますよ。
それに最近は理学療法士もこれで開業するということもあるようです。
高齢者は増えますけど、競合も増えますね。
地域包括ケア?
礼儀も知らないアホな柔整師が柔整師の代表で行政と交渉して上手くいくわけないです。
一部市町村では、すでに役所に嫌われてまっせ!
もちろんなんとか食い込めた市町村もあるでしょうけど、それで家族養えるほどの収入になると思ってるんですかね?
減った請求額を補填することができると思ってるんですかね?
交通事故?
考えたらわかることでしょ。
金の成る木ではないんですよ。
柔道整復師として、身の程をわきまえないと。
裁判とかに巻き込まれたらどないするんですか?
ほんの少し脳みそ使って考えたらわかることなんです。
この業界、もう崖っぷちなんです。
保険ド〜〜〜ップリ世代の柔整師は、早く業界から去らないと、こんなクソの役にも立たない延命処置をいくらやったところでこの業界は良くならないんですよ。
これがわからないなんて、よほどのアホです。
想像してみてください。
もし、日本中の接骨院・整骨院が「明らかな外傷以外は全部自費」で経営できるようになった世界を。
「次どこからお金もらえるかな」なんて考えんでもいいようになるんですよ。
「整骨院は揉んでもらうとこ、整体院は治してもらうとこ」なんて、国家資格の有無があべこべになった状況を変えられるんですよ。
行政や保険会社からの信頼も取り戻せるかもしれないんですよ。
自民党に尻尾ふりふりしなくてもいいんですよ。
そもそもそんなことしても今まで何の役にも立ってないばかりか、少年柔道の大会で開会式だけ来て、ムダに長い話ばっかりして、試合も見ないで帰るという感じだし、何かメリットあったとは到底思えないのになぜ政治連盟費をあたかも義務かのように演出してお金集めてヘコヘコしてるのかの意味がわかりません。
そんなアホばっかりが上にいる柔整業界だから、胡散臭い人たちにもむちゃくちゃたかられています。
労務がわからないから、しょーもない労務系コンサルがはびこる。
某大手コンサルは業界の質を下げることばっかりさせる。
ちょっと前なら登録販売員。
この資格を持ってないとシップ販売できませんなんて言われて、置き薬売らされてノルマまできせられて…
知ってます?
登録販売員持ってても院内で2類のシップは販売できないんですよ。
レジわけたり、院の受付時間外にしたりと、きっちり区別しとかないとアカンのです。
まあネットショップで通販するのに使えるので、持ってりゃ別の活用方法があるんですけどね。
「柔整師、ちょろいな」
そう思われてるんですよ。
売掛金である保険と、すぐに入ってくる現金と、どっちがいいと思っているんでしょうか?
現金ニコニコのほうが良いに決まってるじゃないですか 。
長年保険で院をやってると、口座に振り込まれた療養費から経費が引き落とされていくので、目の前でお金が動かなくなります。
だから一括現金払いは嫌がる癖に、簡単にリースやローン契約をする。
本当は変動費より固定費を抑えないといけないはずなのに。
そこにつけこんだ悪徳ホームページ制作会社がリース契約で劣悪なホームページ作ってますよね。
「柔整師、ちょろいな」
そう思われてるんですよ。
一生懸命治療技術を磨いてきた先生がみな自費でしっかりと経営できるようになると、治療のできない悪徳治療院も少しずつ淘汰できるでしょうし、経営者としての知識、マインドを持てるのでしょーもない業者がつけいる隙がなくなってきます。
それに、柔道整復師の価値って、単に外傷を診る、診ることができるということではないと思うんです。
国家資格を取った以上は医療人。治療家である前に医療人なんです。
そこが資格の有無の違いなんだと私は考えてます。
開業して12年、色々な患者さんと出会いました。
腰があまりにもガッチガチで、
「どんな強いマッサージを受けても何も感じない。先生なら柔道やってるから力あるやろと思ってきた」
という男性。
「マッサージせえへんねんけどな〜」とか思いながら身体を診させていただくと、なんとなくイヤ〜な感じ。
多分内臓系、とわかるような、本当に触りたくないと思うような感覚。
これ、長年治療家やってる人ならわかると思うんですけどね。
私の場合は、頭の中で赤色灯がクルクル回ってサイレンが鳴るんです。
弱いサイレンだったので、すぐに命云々ではないだろうとは思ったのですが、すぐに病院に行ってと伝えました。
ただ、なっかなか言うことを聞いてくれない頑固親父さんで、そこから半年ほどうちに通院。
受診する度に「病院行け〜」って言ってました。
ある日突然来られなくなったので、「あまりにうるさく病院行け言うから、イヤになったかな〜」と思っていたら半年後、激やせして受診されました。
なんでも、ゴルフボール大の大腸ポリープが見つかって、大腸を20cmほど切除したとか。
「よく病院行きましたね〜、どないしたんですか?」
と伺うと
「いや〜、トイレいって大をした時に、便に少し血が混じってたんですわ。で、先生があまりにひつこく(関西弁は[しつこい]ではなく[ひつこい]なんです)言うてたでしょ。もしかしたら…と思ってすぐ病院行って検査したら、こ〜〜〜んなでっかいポリープできてて、腸閉塞寸前やったそうです。」
と。
「先生のおかげやわ」とわざわざ菓子折を持参してお礼を言いにきてくださいました。
腰触らせていただいたんですけど、あのカッチカチはどこへ行ったのやらという感じでした。
本人も腰痛全然無くなったとのことでした。
「先生、右胸のここ、ちょっと触ってみてくれへん?」
と言って来られた当時80歳の女性の患者さん。
どうしたのか聞くと、「なんとなくシコリがあるような気がする」と。
触った瞬間に頭の中サイレンバリバリです。
午前中だったので、「今日の午後診か明日の午前診に病院に行ってください!」とお伝えしました。
実はこの患者さん、30年ほど前に左乳房を乳がんのため切除しています。
なんとそれを見つけたのが当時うちの院にある場所で「松村医院」をしていた祖父。
マンモもない時代によく見つけたもんですね。
話逸れますけど、今の医師より昔の医師のほうが診察技術は圧倒的に上だと思います。
じいちゃん、注射もむっちゃ上手かったし。
話を戻します。
「昔、松村先生(祖父)に見つけてもらったから、今回も相談しよと思って」
おいおい、医者ちゃうぞ〜と思いながらも触った結果でした。
結果は、即入院で乳房切除。
本人は
「これでバランス良くなったわ〜」
おられました。
市内の総合病院と医療連携もしてるので、私が紹介状を書いて患者さんを送ると、予約なしでその日のうちに診察からMRI検査までやってもらえます。
過去、脊柱管狭窄症やヘルニアで「こりゃもしかしたらope的な処置かな〜」と思った場合に送らせていただいています。
まあ手術するほど、という患者に遭遇することは稀ではありますが、過去3名の方は手術で完治。
私が執刀したわけでもないのに、菓子折を持ってお礼に来られました。
解剖学は治療家としてはとても大事です。
でも、医療人としてはそれだけでは足りません。
内科、外科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科などの知識もある程度勉強しておかないと。
柔整なら一般臨床学でしたっけ?
鍼灸なら臨床医学総論と各論でしたっけ?
あのあたりもしっかりやらないと。
そして我々柔道整復師が、患者さんにとっての良きアドバイザーになってあげればいいんです。
それこそが地域医療ではないでしょうか?
そこに保険も自費もありません。
それができないところは整体院に看板変えましょう。
「外傷診れる柔整師!」なんてエラそうに言っても、外傷だけで院を経営してなくて、保険+自費とかで慢性症状やっちゃってるならそれはもうクソです。
それに、都会では整形外科のクリニックでも全患者の数%しか骨折・脱臼・打撲、捻挫・挫傷は受診しないそうです。
確かに整骨院だけ異常に多いわけないですよね。
外傷だけ診ることができても、都会じゃ経営できない現実があるんです。
「最近はろくに骨も接げない柔整師が増えた」と嘆いたところで、ずっとスポーツトレーナーしてるか、整形外科で長年勤務してるか、田舎に住んでるかでないと外傷を診る機会すらなくなっているわけです。
時代の流れがそうなんですから、外傷を診ることだけが柔道整復師の価値とすると、むちゃくちゃ価値が下がってしまうんです。
それよりも、地域から
「身体のことならとりあえず〇〇整骨院に相談してみよ」
と言われる存在になったほうがいいんです。
「あの先生が病院行け言うから言ってくる」
「あの先生が治療できるって言うから通うわ」
という存在になればいいんです。
エラそうに「地域医療の…」なんて言ってる団体もあるんだから、本当にそれを目指しましょうよ。
もっと医療っぽくしましょうよ。
「交通事故無料!」なんてノボリ掲げてる整形外科に行きたいですか?
美容?
注射を含め、切った張ったに本当に勝てますか?
「今ならビタミン剤無料!」キャンペーンやってる内科に行きたいですか?
しょーもないマーケティングは、業界の質を落とします。
自費にするという結果も大切ですけど、それと同じくらいそのプロセスも大事なんです。
医療を捨てるなら柔道整復師を名乗るな、そう思っています。
自分の院を真っ白にして、外傷以外は自費でしっかり経営できるようにしたい、そしてそうすることで大好きな柔整業界が綺麗になっていけばいい、そのような闘志をお持ちの先生はぜひアカデミーに集ってください。
見返してやりましょうよ。
やってやりましょうよ。
我々なら、できる!
逆に、言い訳ばかりして何もしない、過去にとらわれてばかりで闘志がないなら、アカデミーに入会するのも、私が主催する講座を受講するのもやめてください。
闘志なきものは要りません。
去れ。
でも、闘志バリバリの先生ばかりの集まりって、なんだかワクワクしませんか?
みんなで保険から脱却して、本当に良い業界に変えていきましょう!
さて5月20日(土)、21日(日)の二日間で、医療としてのスタンスを崩すことなく、患者に寄り添い続けることができるマーケティングをお伝えします。
今回で3回目。
過去2回、告知後すぐに満席になっている講座です。
医療人としてのマーケティングをお伝えするため、医療の国家資格を持った先生以外はお断りしています。
なおエリア制限もあり、アカデミー会員と先に申し込まれた先生の院の商圏と重複する場合も受講をお断りしています。
つまり、申し込むのは早い者勝ち、ということです。
今回も、アカデミー会員の友人知人の先生がすでに申し込まれているため
【残り6席】
となりました。
お申込みはコチラ
↓
受講してみてください。
人生観が変わります。
6月18日(日)は、新大阪で「真・問診講座」を開催します。
2回リピート率なんて、90%以上が当たり前。
マーケティング講座が原理原則なら、問診講座はガッチガチのノウハウです。
「守破離」ができる先生なら、たった1日でアカデミーの問診メソッドをマスターできるでしょう。
自費と保険の大きな違いは問診です。
自費で成功したいなら、必ず6月18日(日)は空けておいてください。