保険を使っている柔整師にとって「摘発」や「逮捕」は対岸の火事ではないかもしれないお話。

こんばんは、整骨院自費導入アカデミー主宰の松村です。

残念なことに、またも柔道整復師逮捕のニュースが出ました。


なんでも今回は、無資格者に施術させておいて自分の免許で請求というのを、FC展開でやっていたか何かでした。
ニュースでの被害額は26000円ですが、これから警察が炙り出していくのかもしれません。

今回捕まった柔道整復師は、コンサルやセミナー、本の出版などもしていたようですが、こういう派手な活動をしている先生が逮捕されると

「あいつやっぱり悪いことしてたんやな」
「ウワサ通り不正してたな」

などを、まるで他人事のような感覚で批判する柔道整復師の先生もおられるでしょう。

しかし、もし保険を扱っているなら「対岸の火事」と悠長に構えていてはいけません。
もちろん、逮捕まで行くことはないでしょうけど、保険を扱っている以上、監査や個別指導のリスクは常にあり、いつ自分に降りかかるかわからないという状況に身を置いているくらいに思っていたほうがいいでしょう。

 

実は私がまだ保険を扱っている頃、一度だけ返戻されたことがあります。

回答書に、「肩こりで受診してマッサージをしてもらった」と書かれたのです。

その患者さんは、下腿部の肉離れ(しかも受診当日に負傷)柔道の指導者をしている方の紹介で受診された方。
もちろん、下腿部挫傷だけで請求を出しました。
すぐに治ったので、請求月の合計日数は5日、転帰は「治癒」です。

それなのに「肩こりでマッサージ」って!
ムカついた私は、すぐにその保険者に電話しました。

うちには問診票もカルテも全部あること、何なら今すぐFAXでもなんでも送ってでも証明すると言いました。

でも、患者本人からの証明がない限りダメでした。

しかしここは柔道関係。
私が指導者の知り合いということもあり、その患者さんに電話すると

「すぐ行きます!」

とその日に来てくださいました。

話を聞くと、肉離れが治った同じ月に、肩こりがひどいから自宅近く(神戸市内の方です)の整骨院に行って保険でマッサージを受けたとのこと。

回答書が送られてきた時も、てっきりそのことだと思ったので正直に書いて郵送したそうです。

返戻されたレセプト用紙の摘要欄に「この内容で相違ありません。この度は私が勘違いをしておりました。」と署名捺印とともに書いていただき再提出しました。

 

何もやましいことをやっていなくともこんなことが起こるわけです。

もし、肩こりや慢性腰痛を未だに保険でやっちゃってるとしたら…

 

いつどうなるかなんてわかりませんよね。

肩こりは症状であって云々…

そんな柔整師都合の言い分が通ると思います?

 

いつ何時、監査や指導が入るかもしれないくらいの危機感を持っていたほうがいいでしょう。

特に保険で流行っている院は、請求額や単価も上がりがちです。
目立てば目立つほどにリスクは高くなるでしょう。

カルテの書き方で守る?

肩こりや慢性腰痛のカルテをいくら書いても、そもそも根本からダメですよね?

もしかして、外傷に書き換えておくんですか?
文書の偽造ですよね、それ。

 

柔整師の逮捕や摘発の報道を目にする度に、

「あ〜、こんな世界に居なくてよかった」

と心底思います。

 

私が気をつけるべきは過誤とセクハラ。
なので女性スタッフを常駐させ、通電の際にきわどいところに電極を付ける時などは必ず女性スタッフにやってもらうようにしてます。

手技にしても、なるべくそういうところを触らないでいいように、手先足先から矯正できる方法にしていますし、どうしてもお尻を触るような時などは事前に了解を得るようにしております。

過誤も暴力的な手技を使用しないですし、鍼治療に関しても内出血はもちろん、オーバードーゼにならないように、その他の過誤もないように最大限気をつけています。

まあこれらは、保険だろうが自費だろうが、今までもこれからも気をつけるべきところなので苦ではありません。

しかし、保険扱ってるとこれらにプラスして行政や保険者の顔色を見ないといけなくなりますよね。

そんなのもうイヤじゃないですか?

 

そんな悩みやリスクを一気に解決する方法はたったのひとつ。

外傷以外は自費で治療すること

なんです。

自費で院をやると、患者さんに集中するだけでいいので本当に仕事が楽しい。
毎月初めにパソコンの前に拘束されることもないですし、ゴールデンウィークや正月に事務仕事しなくてもいい。
正直、保険的なものにはもう絶対に関わりたくないですね。

今は本当に天国です♪

 

未だ慢性的な症状を保険でやっちゃってる先生へ。
患者さんの治療だけに集中でき、
ストレスもリスクも減らせることができる
自費って最高ですよ。

 

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投稿者: 正隆松村

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