隣りの芝生があなたの芝生より青いのは誰のせい?

こんばんは、整骨院自費導入アカデミー主宰の松村です。

アカデミーの会員、非会員関わらず、柔道整復師の先生とお話をする機会、というか要するに自費関係の相談を受けることが非常に多いのですが、その時に「この先生は成功するだろうな」「この先生はアカンやろな」と感じてしまうことがあります。

 

「アカンやろな」と思う先生の共通点は、常に他の先生ができて自分ができないことを、結局自分の責任にしたくなくて、先にできた先生がいかに自分より有利だったのかばかりにフォーカスするようなタイプの先生。

 

例えば自費治療には予約制が必須ということを散々ブログでも書いてきましたし、講座でもお話させていただきました。

アカデミーに入会される先生でも、すでに予約制にされていた先生もおられます。
その先生が「外傷以外は自費」のスタイルへの移行を成功させたら

「〇〇先生は前から予約制やったし」

と言います。
元々保険をグレーに使いながらも合計3000円とかいただいていた先生が成功すると

「〇〇先生は前からそこそこお金もらってたし」

と言います。

あげく

「〇〇先生は治療できるし」
「むっちゃ勉強してたし」

などと言います(笑)

 

いやいや、ちょっと待て。

その言い訳おかしいぞ。

保険にドップリであればあるほど、予約制にするのって案外ハードルが高いものです。
私もそうでした。
実際、予約制にしただけで来なくなった患者さんもいます。
今なら「それくらいの変更楽勝♪」と思えるんですけど、当時は本当に清水の舞台から〜の心境で予約制に変えたことを今でも覚えています。

すでにやっている先生も、結局は勇気を出して行動したわけです。
だから自費に変える時に少し有利だってことです。

値段に関しても同じです。

悩み、行動し、また悩み、改善してこられたわけです。

だから有利なのは当たり前。

 

あげく

「〇〇先生は勉強してはるし」

って、自分が勉強してないことを正当化するような発言が出てしまうのはもう重症です。

 

そんな先生にとって、確かに隣の芝生は青いでしょう。
しかしそれは、自分の芝生をちゃんと手入れしてなかった自分の責任。

 

正直、私は自費に移行するまでな〜んも考えてませんでした。
保険ドップリ。
政治家や行政に腹を立てるだけの、絵に描いたような保険依存柔整師でした。

そんなアホな柔整師が、いきなり二ヶ月で自費移行したんですよね。
努力もせずに。

泣きを見ましたよ、本当に。
半年ほどで復活したわけですが、その半年間は毎日地獄でした。
睡眠時間もあまり確保できないし、お金がないし、自分の無力さを痛感させられてイライラするし、自己破産がチラつくしでなかなか追い込まれました。

でも、アレを経験してよかったと思います。
もう経験したくないですけどね(笑)

自分の甘さ、至らなさ、愚かさが身に染みました。
だからこそ、「このままではイカン!」と奮起することができたわけです。
保険時代、そこそこ流行らせることができて、天狗になっていた部分もありましたね。

 

柔整師において、自費で経営していくってのはある意味で経営者としての資質を問われる部分もあると思います。

アカデミーを立ち上げた時は「こんな辛い思いを、他の先生にはしてほしくない」と思いましたが、今は少し違います。
辛い思いはしなければならないです、変化するなら。

しかし、私の場合はバカだったのでしなくてもよかったはずの苦労をしましたので、それは避けていただきたいと思っています。

また、辛い思いっていっても、定量だと思うんですよね。
保険を自費に変えるための辛さを10とするなら、みんなこの10は味わうわけです。
私のようにまとめて10味わうか、1とか2ずつ味わうのか。
ストレス耐性は人によって違うので、「10一気に」って先生は私のようにいきなり自費にしてもなんとかなるかもしれません。

ん?漢字だとまるでココイチのカレーみたいな表現になってしまいますね。
「からさ」ちゃいますよ、「つらさ」ですよ。

アカデミーでは、そういう人はストレスが11とか12にならないようになるでしょう。

アカデミーって、入会金いただいて、なおかつ月会費もいただいている癖に厳しいです。
もちろん、誤解された体育会系のようなことはないですが、やってない人に手を差し伸べるような優しさを私は持ち合わせておりません。

 

やる→結果が出る(良くも悪くも)→考える→改善してやる→結果が出る→…

 

このサイクルで私が手を差し伸べることができるのは、「考える」の部分です。
「やる」がない人の代わりに私がその先生の院で治療するんですかって話です。

だから、やらない人は助けません。
やって悪い結果だったからといって怒ったりしたことなんてありませんし。

 

だからアカデミーだと、辛さを分割払いできるので、その一瞬の苦労はかなり少なく感じるんじゃないかと思います。

アカデミーは、変化する際のストレスに対する緩衝材のような役割であるのかもしれません。
すでに成功した先生、同じ志を持って頑張ってる先生もおられますので勇気ももらえますからね。

 

今年はもう、アカデミーの会員募集も講座開催もいたしません。

でも、お悩みの先生はまだまだたくさんおられると思います。

そこで、自費導入・移行の基礎中の基礎を次回からのブログで書いていきたいと思いますのでそれを参考にして、少しでも自分の芝生を青くしてみてはいかがでしょうか?

 

※来年早々、何かやります(笑)

来年そうそう、ただの講座ではない何かを開催する予定です。
1回の定員はむちゃくちゃ少なくなる(多分2〜5人ほど)ので、メルマガで先行募集します。
それと同時に会員募集も開始しますので、よろしくお願い致します。

投稿者: 正隆松村