私が治療にこだわる理由

こんばんは、整骨院自費導入アカデミー改め、整骨院自費成功アカデミー主宰の松村です。

貴乃花親方の理事落選や、最近の文春砲炎上などを見ていると、世間が求めるものは共感なんだなと感じますね。

自費のセミナーやってる柔道整復師が、自身の院が肩こりや腰痛で保険使ってるとか、治療のセミナーやってる先生が治せないとか、そういうのバレる時代ですので、そろそろ辞めたほうがいいですよ。

本当はセミナーなんて辞めたい、でも、一旦走り出したものは止められない・・・

もしそんな風に、少しでも罪悪感があるなら連絡ください。

一切内緒で、個別相談に乗らせていただきます。
特に、自費セミナーやっているのに結局自院は肩こりや腰痛をバリバリ保険請求してるって先生がいましたら個別に連絡ください。早く変えましょ。
どうするんですか、受講生いっぱいいるのに不正であげられたら。
普通の先生があげられるより反発きつくなりますよ。

もちろん、私に相談したことを他の先生には知られたくないでしょうから、内緒にします。
そのかわり、頭を下げて「教えてください」と言いながら、高い相談料をお支払いください。
稼いでいるんだから、それくらいはできるはずです。
Facebookでもなんでもいいんで、いつでもご連絡くださいね。

 

 

さてさて本題です。

私は今まで散々、

 

安易に美容に走るな

安易にしょーもない機械を購入するな

安易に他の事業に手を出すな

 

と言ってきました。

これにはちゃんと理由があります。

 

まず美容。
別に悪いとは言いません。
コンプレックスが解消されることで、人生が好転することはたくさんあります。

ただ、肌を綺麗にしたければ塗ったり貼ったりだけでなく、食生活、睡眠などを改善しなければ本当に綺麗にはなりません。

痩せたければ食事を改善する以外ありません。

小顔?
元々の骨格の大きさに「戻る」ことはあっても、元々の大きさ以下にはなりません。
(もしなったら脳挫傷になっちゃうでしょ)

楽して綺麗に→ならない
好きなもの食って痩せる→一生デブ
小顔になって〇〇に!→そもそもならない

上記のことくらい、本来我々は医学的にわかっているはずなのに、保険が厳しいから美容に逃げるのはダメだと言っているんですね。
美容業界なんて元々自費でやってた業界なんですから、本来はかなり競争激しいです。
今まで保険で甘んじてた先生が、その中ですぐにやっていけるはずがありません。

というか、あなたの治療技術はワンコインで、あなたがちょこっと行ったセミナーで身につけた技術は数千円、数万円なの?って話。

あとダイエットは本当に大変。
意識高い人はいいですが、本当に何も努力せずに痩せられると勘違いしている人が来たら、「だからデブなんだよ」ということを教えて、理解してもらって、変わってもらう必要があるんです。
確かに高額かつ回数券販売をしやすいけど、努力してもいないのに痩せなかったらすぐ消費者センターに電話するし、契約書交わしてても「そんなの知らん!」と大騒ぎするしで単にメニューを導入すればいいというよりも、そういうダメな人達をなるべく相手にしなくて、なおかつ損害が出ないような準備にかなり時間を費やす必要があるんです。

 

次に機械。
なぜか機械を入れて

「これに治療を組み合わせて自費にしようかと・・・」

という先生も多いです。

良い機械もありますが、正直「?」な機械も多いです。
最近なら、温める系か中周波系かですかね。

深部温熱云々・・・

いや、気持ちななんとなくわかりますけど、循環改善するのは手技でもできますやん。
身体ってバランス整えて、呼吸が深くなるだけでかなり循環改善されまっせ。

 

電気で筋トレ・・・

皆さん医療人ですよね?
大丈夫ですか?
電気ピクピクだけのビルダーこの世に存在してます?
ボディビルの世界って、トレーニング方法が本当に凄いんですよね。
拮抗筋のことまで考えてフォームができているんです。
そんな業界が使ってないんだから、効果あるかどうかくらいわかりそうなものです。

 

他の事業に手を出すのもそうです。
一時期はそれがデイサービスでした。
私も以前、散々

「健康保険はこれからどんどん厳しなるから、介護保険やで」

とデイをしようと誘われました。
私が所属していた業界団体なんて、理事の多くがもはやほねつぎではなく介護屋、という状況でした。
結局そちらも競争も激しいし、保険も厳しくなってしまいましたよね。

最近は障がい者系事業が多いようですが、柔道整復師ってどうしてこう顧客以外からお金いただくことばっか考えるんでしょうか?

介護はもちろんですが、障がい者系の事業もちゃんとやりきれる理念だけでなく、資金も必要ですから、分院展開してて、自分に時間があり、会社として資金があるならやってもいいでしょうけど、我々個人でやっている治療家が安易に手を出していいものではありません。

 

もしあなたが、勤務時代は決められた手法でマッサージや適当な矯正をするだけの院で勤務し、その後開業したけれど治療の勉強をすることなく今までやってきて、自費に変えることが不安なのであれば、これを機にまずは正しい治療家になりましょう。

そんな人に私は、強く言いたい。

楽なほうに逃げるな

と。

そうやって、しんどそうなことから逃げてばかりいたから、今があるんです。
そろそろ、自分を変えましょうよ。

 

 

逆にもしあなたが、今まで治療のセミナーで学びまくっただけでなく、しっかり研鑽を重ね、自分のものにしているのであれば、自費でもあなたの治療を必要としている人が必ずいます。

そんな人に私は、強く言いたい。

もっと自分を信じて

と。

安心してください、本物は時代や景気関係なく生き残ります。

 

私が治療にこだわる理由

実は私は、阪神大震災の被災者です。
当時は大学生でしたので、人の役に立つのは腕力くらいでした。

電気は比較的早く来たのですが、水とガスがなかなか来ませんでした。

毎日毎日水汲みをしていました。

そんな生活でしたが、被災したことが人生のターニングポイントとなりました。
そこを書くと長くなりますので省きますが、震災がきっかけで大学を辞めこの道に進むことになりました。
(柔整師になるということは中学生の頃から決めていましたので、予定を繰り上げたということです)

 

この業界に入って最初はマッサージを覚えさせられました。
その後、包帯を教えられました。
先に鍼灸の学校に行ったので、鍼灸治療を覚えました。
当時にカイロプラクティックを教えてもらいました。
キネシオテープ、筋スラッキング、クライオセラピーを教わりました。

開業してからも、某有名バキバキ系整体も学びました。

なんかもう、いちいち名前覚えてないセミナーも受講しました。

 

でも、被災地で、被災者が使える手技は一つもありませんでした。

マッサージしようにも、寝転ぶ場所が必要。
カイロもそう。
もちろんトムソンも使えません。
鍼も消毒できませんし、鍼が無ければ終わりです。
お灸なんて、もし倒壊した建物からガスが漏れてたら二次災害です。
ギプス?水ないっちゅうねん。

 

私は震災を経験したので、その経験がひとつの基準となり、

 

【焼け野原でもできる治療を】

 

と思って色々探してきました。

実は、東日本大震災のとき、本当は志願してでも被災地に行きたかった。
しかし、行けませんでした。
理由は2つ。

すでに一人院になっていたので、院を閉めることができなかったこと。

それと、被災地で自分がどれほどの役に立てるかと思ったとき、クソの役にも立たないということを自覚してしまったから。

「なんのために今までやってきたんや」

そう思いました。

ただ、私の場合は、今はそれができるであろう治療法と巡り会えました。
とても幸運なことだと思います。

 

別に私のこだわりを他の治療家の先生方に押しつける気などは毛頭ないのですが、せっかく、「手」さえあればなんとかなる職業で、そういう能力を持っているのに、その価値に気付かずに、迷い、悩み、そして明らかな不正解を選択してしまうのは見ていられません。本当にもったいないことです。

せっかく柔道整復師の免許を取得したんです。
そしてせっかく今まで手を磨いてきたんです。

あなたの価値は、そんなに低くない。

あなた以外はそう思っています。

そんなあなたなら、絶対に治療で自費でやっていけることでしょう。

 

投稿者: 正隆松村